まだ生きていた天然酵母でパンを焼く

冷蔵庫の隅にホシノ天然酵母がずっとあるのを私は知っていた。この酵母は、1か月以内に使った方がいいのに・・冬になって気温が下がり発酵がすすみにくくなってしまったので、私は天然酵母をそのまま冷蔵庫に入れっぱなしにしていた。

 

暖かくなってきたので、この天然酵母を使ってパンを焼いてみることに。失敗してもいいや、と思って全ての分量を量らずに適当に混ぜてこねて一晩おいたらなんとぷっくり膨らんでいるではないか!粉は地粉3割くらいと残り全粒粉なのでドイツのパンみたいに酸味もしっかりありながら粉の甘さもあり、美味しいパンが焼けて大成功だった。

改めて酵母菌のパワーはすごいと思ったし、この天然酵母を捨てずに活用できて良かった良かった。

 

写真のパンに添えてあるのは、練りごまを水で緩め梅酢で味付けした特製ゴマバター。パンによく合うのでお試しになってみてはいかが?

 

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「漢方講座」4月の様子

 昨日は先月から開設した「漢方講座」を荻窪で行いました。ご参加いただいた皆様、講師の畑先生ありがとうございました。

 前半は、症状を診るための弁証方法の基礎を教えていただきました。特に八綱弁証は中医学においてよく使われるので、丁寧な説明でした、が、やはり一度聞いただけではよくわからないのがあたりまえ。畑先生は「基礎の学びには終わりがない、常に基礎を念頭におくこと」とおっしゃいます。なので、毎回必ず基礎も盛り込んで講義していただきますのでご安心ください。知識と経験の繰り返しと積み重ねが大事なのですね。

 また、後半の漢方薬では2種類の漢方薬を教えていただきましたが、それらの漢方薬の内容はもとより先生の臨床経験などのお話しもとても面白く興味深いものでした。その症状があってもすぐに漢方薬が手に入らない時は、何を食べたらよいのか!などすぐに使えるお助け内容が満載です。さらに、今回の薬茶は漢方薬の生薬からいくつかピックアップして煎じ、皆さんに試飲していただいたので多少なりとも漢方薬が体感できたのではないかと思います。

 次回の内容は婦人科系(美容も含む)の予定ですが、詳しくは改めて漢方講座のご案内にお知らせしますのでもう少しお待ちください。

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庭の草取り

 春になって気温が上がり雨が降ると、とたんに庭の草が元気よく伸び始める。それはもう、朝カーテンを開けると昨日より驚くほど茂っていることがあって草たちの生命力に私も元気になる。まるで、となりのトトロかジャックと豆の木みたいな勢いだ。

 私は元気になる、と書いたが早く草取りをしなきゃと焦る。そのまま放っておくとミニジャングルと化してしまい大変なことに・・特に蔓植物はつつじの木にクルクルと巻き付いて外すのに手間取ること!そこで、先日鎌を使って草を一掃した。但し、ドクダミは収穫してお茶や消臭剤などに使うのでそのままにしておいた。ドクダミは、花をつけて開く直前に刈り取ると薬効が最も強い状態で収穫できるそう、確かにドクダミに限らず花が開く直前は、開かせるエネルギーがマックスになる感じがするからね。

 去年は庭の一角にナガミヒナゲシというポピーみたいな花がものすごく咲いていて、庭全体に広がりそうな感じだったので根こそぎ取ってしまった。その一角に今年はクローバーが繁殖していて、なぜだか私はホッとした。我が家のちっちゃな庭だけど、私はそこに宇宙とのつながりを感じている。

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漢方薬に助けられ

 私は自分の身体でありながら、今どうなっているのかずっとわからないまま生きてきた。それが、マクロビオティックと薬膳を学んだことで自分の身体が少しずつわかってきて、以前に比べすごく楽になった。以前の私は、冷え性、偏頭痛、生理痛、便秘、怒りっぽい、カゼをひくと治りにくいなどあまり良い状態ではなかったが、食への意識を変えたことにより少しずつ年数をかけて変化してきた感がある。

 食事だけでなく、漢方薬も使えるようになってさらに体調不良は改善された。たとえば、カゼはとにかく引きはじめに早く的確に漢方薬を使えるかによって、その後症状が重くなるのか改善するのかと大きくかわってくる。ちょっと喉が痛い、鼻水が出るくしゃみがカゼっぽいといった初期症状のときに私は漢方薬を飲み助けられてきた。

 

 漢方薬を学ぶとは、たくさんの生薬や漢方薬をつらつらと知ることよりも、自分のある症状に対して適正に薬剤師から処方された(または自分で判断し)内容に納得すること。つまり、漢方薬を通じて自分の身体を知ることでもあると私は思う。

 今回始めた漢方講座は、そのような内容ですすめて参ります。まずはご自身のために、そしてご家族のために、大事な方のために漢方を学んでみませんか。今月は28日の金曜日でまだお席に余裕があります。皆様のご参加をお待ちしております。

 

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子どもが先生?!

 小さな子どもと一緒に料理を作る機会がありました。私は、教える立場なのに反対にたくさんのことを子どもから学びました。いつもそうです。いただきます、と言って夢中で食べるのはいつも子どもたち。美味しいとひとことも言わなくてもその姿が全てを物語っていて、それを見て私は胸の奥がじ~んとします。ホントのことを知っている小さい人(子ども)たちにOKだよ、と言ってもらえた気がして私はホッとするのです。

 

 子どもの作業を見ていると、その手には全く迷いがなくスーッと作ってしまいます。驚きです!一方、私は作り方を必死になって教えるのですが、子どもはそれを超えたところにいて・・それを感じ取った私は自分の無力さに呆然としてしまいます。もしかしたら、子どもたちは天に近いところにいらしてそこと強くつながっているから、私たち大人にいろいろと体現して大事なことを教えてくれているのかもしれません。大人も子ども時代を通ってきたのにね・・私は、いつも子どもからそんな大事なことを教わります。昨日の小さなあなた、感謝してます、ありがとう。

 

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山盛りサラダランチ

 

 野菜を山盛り食べたい・・と私のカラダが言うので、どうせならフレッシュ野菜がいいなと思い、桜の花びらが舞い散る道を自転車で遠出する。30分ほどでマルシェに到着し、新鮮野菜を次から次へとカゴに入れ大満足!

 

 春キャベツ、ブロッコリー、ミニトマト、キュウリ、長ネギ、パクチー、新玉ねぎ、うるい、ほうれん草を買って帰り、すぐに調理する。ホウレン草はお昼には食べなかったけれど茹でて捨て醤油をして冷蔵庫で保存すると気分的にとっても楽なのだ。

 

 サラダランチは、レタス、ブロッコリー、ミニトマト、モヤシ、パクチー、新玉ねぎ、クルトン、スモークチーズをモリモリにして、レモンソーダを合わせた。三五八ドレッシングをかけて、むしゃむしゃと無心になって食べた。食後、身体の暑さがひいてスッキリした。そういえば、今日は暑かったもんね。

 

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グルッペ「やおやの料理教室」4月の様子

 15・16日はグルッペでやおやの料理教室を行いました。ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

今回のテーマはかんぴょうでした。煮しめて海苔巻きの具にしたりアスパラに巻いたり揚げてスナックにしたりと実習し、さらに他の料理法も紹介しました。アスパラにかんぴょう煮を巻いて揚げ焼きすると、まるで肉巻きのような食感になりごま油で揚げてあるので香ばしく大満足の味わいで、大好評でしたよ。

 乾物の良さは買い置きしておけること、思い立ってすぐに料理できること、下煮しておくといろいろな料理にアレンジできて重宝することです。乾物の戻し方煮方などもそんなに大変ではありません、もっと乾物を活用しましょう!

 

 海苔巻きは、誰でも簡単に巻ける方法で皆さんきれいに巻けていました。お吸い物のダシは筍の茹で汁を使う画期的な方法で、具はタラの芽を使ったのでお椀が春そのものの味わいでした。イチゴのトーフチーズケーキは寒天を使ってレアタイプにすると、イチゴの風味が生きてとっても美味しかったです。

 さて、次回は天然酵母パンをふんわりと焼き上げます。詳しくは料理教室のご案内をご覧ください。皆さん、お待ちしております。

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やおやの料理教室「第一大根湯」も実習

 やおやの料理教室では、今年一年を通してマクロビオティックを深めています。その考え方や実践方法、料理では常備菜(基本食)の実習を行うことでより理解が深まる内容となっています。

 さて、今回からお手当をいろいろと紹介していく予定で、4月は「第一大根湯」の作り方と試飲、効果をお話しします。お手当はいわゆるおばあちゃんの知恵袋といったところですが、お台所にあるもので身体の中から外から手当するという祖先から伝えられてきたことを体感していただき、できるところは取り入れる、くらいのスタンスでいいかな、と私は思っています。その効果は、身体に穏やかに作用し気持ちがいいのです。いずれにしても、お手当を知らないことには始まらないので興味のある方はご参加お待ちしております。

 

 それから、今回のかんぴょうですが面白い使い方を実習しますので、盛りだくさんですよ!皆さん、お待ちしてま~す。

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イチゴのトーフチーズケーキ、試作完了

 今度の土日(15・16)に、やおやの料理教室で作るイチゴのトーフチーズケーキが完成しました。何度か試作し、私はもうお腹いっぱい!

タルト生地を米粉でも試作してみましたが、うまくいかなかったので今回は小麦粉で作ります。米粉を使って実際に試作してみたから、何がいけないのか私なりにわかりました。それは、当日お伝えしますね。そして、ケーキはホールで作る予定です、皆さんのご参加お待ちしております。

 

 自分の中の疑問点を解決するのに、いろいろ調べたり実際に行ったりしてその糸口が見えた時は気持ちイイです。私だってやればできるじゃん、と自信につながりそれを積み上げていくことで、自分をつくっていくんだなと感じます。何事もトライですね。

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春は玄米に助けられ

 

 今日は、私のカラダが玄米玄米と言ってくるのでランチを玄米定食にした。玄米にちょっぴりの黒米を加えて炊き、ゆかりをトッピング、ニラと豆腐の味噌汁、赤カブの五味子酢漬け、高菜漬け、アラメの佃煮、カリカリ梅のシンプルなランチだ。

 

 なぜ、カラダが玄米を欲しているのか調べてみた。

玄米を薬膳からみると、脾胃肝腎に働くので今日のような日の自分にピッタリ!

脾胃の働き、つまり消化を助け気を補い、肝腎を補い、利水して心の安定をはかる。さらに黒米を足したのは、もっと補腎したかったのだろう。

 

 そうかそうか、と私は素直になって自分のカラダと折り合いをつける。

今、食後2時間経ち、気持ちもすこぶる安定し、心身ともにとても楽になった。春は、ちょっとしたことで心が揺らいでしまうから要注意なのだ。

 

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和食の朝ごはんの定番

 

 私ひとりだともっと簡単に済ませる朝ごはんだが、誰かいるとその相手に美味しく食べてもらいたいという気持ちが溢れて、この写真のようなザ・和食の朝ごはんメニューを作った。

 

胚芽米にキヌア入りのご飯  

大根とワカメの味噌汁(煮干しダシ)

甘塩鮭、付け合わせにブロッコリーと白菜のお浸し

辛子明太子、高菜漬け、キュウリのぬか漬け、キャベツの甘酢ウコン漬け

アラメの佃煮

食後にイチゴとポンカン

 

 相手も「こんな朝ごはん久々~」と言ってご飯をおかわりして食べてくれた。「食べてくれてありがとう」と私は幸せいっぱいになった。

 

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ぬか漬けで五行説を知る

 暖かくなってきたのでそろそろぬか漬けが食べたくなった私は、冬の間冷蔵庫で休ませておいたぬか床を再び開けてみた。ラップをぴったり貼り付けておいたところはそのままだが、端を少し開けておいたところが白くなっていた(カビではない)のでその部分を取り除き全体を混ぜて味見してみると・・酸っぱい!

 そこで、ぬか床が酸っぱくなった時は辛子粉を入れると良いと昔から言われているので実行してみた。私は、その際に米麹少々と塩も加えて一日置き再び味見すると酸味が抑えられてちゃんと乳酸発酵の味がする。キュウリを漬けてみると旨い!みごとぬか床は再生してくれた。

 

 これを五行説で説明すると、金克木の相克の関係性が当てはまる。つまり、金の辛味が木の酸味を抑制したので酸味が抑えられ、酸っぱさがなくなったということ。

 このように、経験則で行っていることを理論化することは面白いし、何より納得できるのがいいね!

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グルッペ「プチ薬膳料理教室」4月の様子

 昨日の午後は薬膳料理教室を行いました。参加者の皆さんと楽しく料理し、春の薬膳のお話しは五行でしっかりと学びました。ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

 今回は生の筍を茹でて使い、その茹で汁でお吸い物まで作りました。ビックリでしょう!これは、4月15・16日のやおやの料理教室でも行いますので、興味のある方は是非、ご参加くださいませ。

 このクラスは、簡単薬膳料理と共に講義もしっかり行いますので、プチとは言えお得感のある内容となっています。次回は五味子酢のドレッシングが必見ですよ~。詳しくは薬膳料理教室のご案内をご覧ください。皆様のご参加お待ちしております。

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グルッペ「薬膳食養講座」8回目の様子

 昨日はグルッペで薬膳食養講座を行いました。ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

今回の内容は、夏と長夏の薬膳だったので皆さんに夏の暑さと長夏の蒸し暑さをイメージしていただきました。特に私が心がけていることは、皆さんとのコミュニケーションです。講師からの一方的な説明だけでなく、参加者さんも積極的にお話しくださるのでリラックスした雰囲気がイイ感じですよ。今後は、秋と冬の2回で終了ですね、もう少しがんばりましょう。

 今回の薬茶は「蘇葉生姜」で軽食は「桜エビのお粥」に。春は脾胃をいたわりたいもの、そこお腹に優しいお粥にしました。

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ご飯作りたくな~い時もあるよね

 昨日の夜、私は突如としてご飯作りがイヤになってしまった。もう、ストーンと料理をする気が落ちてしまった感じになりひたすらゴロゴロしていた。でも、お腹はどんどんすいていくし、でもでも作りたくないし、としばらく悶々としていたが空腹には勝てず、では何を食べようかとあれこれ考え始める。幸い?お惣菜の作り置きもお菓子!もない、かと言ってひとりだからデリバリーもしにくいし、外に買いに行くのも面倒、もう自力でどうにかするしかない。

 こうなるといかに簡単に作れるかによるな・・と冷蔵庫の中を見ると蒸し焼きそばがあった!お~、忘れるとこだった、と玉ねぎ・ピーマン・人参・キャベツ・シメジ・生姜、これでは何かが足りない、そうだ冷凍しておいた豚肉も少し入れると今の私に最適、元気モリモリになると感じ、そこからはさっさと手を動かす。すると次第にいつもの自分のペースになってきて、焼きそばが完成する頃には食べてもいないのに元気を取り戻していた。これに春キャベツの甘酢ウコン漬けとセロリとミントのサラダをつけて完成、美味しく完食!

 

 たったこれだけのことなのに、私は幸福感を味わい自分の中で何かを超えた感覚があった。料理をして良かったとつくづく思えた夜だった。

 

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