「自分自身を知ること」を大事に

 

 

春になったら・・身体を軽くするもの食べたい。

 

夏になったら・・暑いね、身体を冷ますもの食べたい。

 

秋になったら・・乾燥が気になる、潤すもの食べたい。

 

冬になったら・・寒いよ、温まるもの食べたい。

こんな、誰でも感じるあたりまえのことだけれど、人によって多少の違いがあるのもあたりまえ。その違いを大事にして、では自分はどうなのかな?と知ることはもっと大事なこと。

 

私は、料理教室を通して「まずは自分を知ること」を提案させていただきます。今の自分には何が必要かを難しく考えずに、食べたものを美味しいと感じるかそうでないかということでも判断はできます。自分自身と向き合い、食を見直すことで身体の変化を感じ取り、同時に心にまで働きかける力を体感すると「何を選び、食べるかは常に身体が教えてくれる」ということがわかるようになってきます。そうなったら、料理法に限らず何を食べてもOKですし、人との違いを理解し納得できるのではと思われます。すると、今まで囚われていたものから解放され、自由を感じることができるかもしれません。

 

人は誰でも「あ~幸せ」と感じることがあると思いますし、幸せになりたいと願っているのではないでしょうか。私は、食を通じてこの「幸せ」感を参加者の皆さんと共有できたらいいな、と思って料理教室を行っています。

 

また、日本には毎月何かしら行事があってその日を「ハレの日」日常を「ケの日」と区切りをつけ、行事を楽しみにしてきました。その行事食にはそれなりの意味があり、私は後世にも受け継いでいくことが大事だと思っています。

 

それから、昔から家庭で作られてきた保存食もお伝えしたい、自分で作った梅干しや味噌は美味しいのはもちろんのこと、とても愛おしく感じます。特に、味噌は出し汁がなくても美味しい味噌汁ができあがりますよ。

手元に材料さえ揃えば、何でも作ることができる、これは自分のなかで相当な自信につながります。そのうえ、作っていて楽しい・食べて美味しい、なんてステキだと思いませんか。保存食の作り方としても、現代の住宅事情に合わせた方法を紹介しています。

 

ご興味がありましたらいつでもお待ちしております。慌てなくても大丈夫、気がついた時が始まりの時、遅いということはありません。各料理教室や講座などでお会いしたいと思います。