野菜作り日記「とう立ちしたトウモロコシ」

写真のトウモロコシは、実がぎっしり詰まっていて美味しそうなんだけど、実はこのトウモロコシ、とう立ち?というのかな、硬くて食べられない(泣)

私が野菜作りをする時に、トウモロコシは作りたい野菜の筆頭だった。トウモロコシの種をポットから植えて大事に育てて農園に植え替えて、虫が先っちょから入らないようにネットまでかけて、よく育っているね、と声がけまでしたのに・・・。

私が油断したからだ。1週間ほど前、トウモロコシのヒゲ根が茶色くなってきてぷっくりしてきたから試しに1本収穫してみたが、まだ若くて早かったのでもう少し待とう、と待ち過ぎたせいだ。ホントに悔しい!18本も植えたのに、若いのを1本しか食べられなかった。悔しすぎるので、どうにかして食べられないものかと再度煮てみたり、炒めてみたりしたが、ダメだった。トホホ、野菜作りは楽しいけど難しいのだ。

「薬膳料理教室」7月の様子

28日(水)にグルッペ荻窪店で年4回開催している薬膳料理教室を行いました。ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

 

今回は、気虚をテーマにして薬膳を組み立て実習しました。気虚の内容は、コロナの感染対策にも少なからず応用できるだろうと私は考えてそうしました。参加された皆さんも納得されたのでは、と思われます。

 

メニューは、気虚プラス夏の薬膳で補気と清熱する食材などを使っています。ヒエとキノアのクスクス風、夏野菜の塩レモン蒸し、ナメコとモロヘイヤのスープ、トマトとレタスのミントサラダ、豆乳ヨーグルトのフルーツ和え(モモとブルーベリー使用)の5品に薬茶も試飲しました。夏野菜たっぷりで食べやすく美味しい薬膳となりました。

 

次回は10月の予定ですが、内容などしばらくお待ちください。

手作りジェノベーゼソース

フレッシュなバジルで作るジェノベーゼソースは、とっても美味しいね。バジルをたくさん入手できた時は、ソースにしておくと茹でたパスタに和えるだけで美味しい!それから、トーストしたパンに塗ったりピザにちょい足ししたり、といろいろ使えて重宝します。

 

ジェノベーゼソースの作り方は、材料をフードカッターに入れるだけですが、ちょっとコツがあるので下記のレシピを見てね。

ソースを作るポイントは、できるならバジルは洗わない方がよく、洗った場合は水気をペーパーで拭き取ること。すると傷みにくくなるし、バジルの香り高いソースになりますよ。

ソースに加える松の実やクルミは軽くローストさらに美味しく仕上がりますが、松の実は焦げやすいのでご注意を。

写真の右側は松の実を、左側はクルミを使いました。松の実の方はバジルの緑色が鮮やかです。クルミの方がちょっと甘いかな、って感じです。

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ホーム写真「冷やし中華」

夏の薬膳「冷やし中華」

冷やし中華の具は、身体を冷ます野菜を多くしてさっぱりと食べられるようにしました。手作りのタレには砂糖を使わず煮切りみりんで甘味をつけています。

 

調理ポイント

ナスは青ナスを蒸して使いましたが、黒ナスを炒めたり焼きナスにして添えてもいいですね。卵は緩い卵焼きにしてとろみ感を出しています。

 

薬膳ポイント

身体の余分な熱を冷ます(清熱解暑)トマト・ナス・キュウリを添え、補血して臓腑の働きを助ける鶏卵を使っています。タレに酢を使っているので収斂作用があり、汗のかき過ぎを抑えます。

 

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ホーム写真「夏の薬膳」

 

本格的な夏になりました。今年の厳しい猛暑を乗り切るために、日々の食事を整えてしっかりご飯を食べましょう。

 

夏の薬膳は、身体の余分な夏を冷まして(清熱解暑)青紫蘇など香りのよい香味野菜を使い、さっぱりした味付けにすると食べやすいです。

 

今回のメニューは、冷やし中華(キュウリ、ナス、トマト、卵添え)冬瓜とナメコのスープ、キュウリの一升漬け和えです。

冷やし中華のタレを砂糖を使わずさっぱりとした味に仕上げています。それぞれのレシピは順次このブログ内で紹介してまいります。

 

冷たいものばかり飲食していると夏バテしちゃいますよ、気を付けてくださいね。

「やおやの料理教室」7月の様子

18日の日曜日、グルッペ荻窪店でやおやの料理教室を行いました。この猛暑の中、ご参加いただいた皆様ありがとうございました。

皆さんと共に作ったメニューは、そうめんに2種類のタレ、冬瓜とふのりのスープ吸い口に生姜おろしを、塩だけで作る小豆かぼちゃ、サイコロに作った寒天にスイカも角切りにして白蜜をたっぷりかけました。暑い日にちょうどよいメニューとなり、おなかいっぱい美味しさを堪能しました。

食後は、マクロビオティックの陰陽の見方をお話しし、コロナ対応の食べ方なども情報を皆さんと共有できて、とても良い会となりました。

 

料理教室は、例年ですと8月は料理教室をお休みしていますが、今年はこのような状況なので8月22日に開催することにしました。コロナ対策を万全にしています。どうぞ、リフレッシュにいらしてみてはいかがですか。詳しくは料理教室のご案内をご覧ください。

 

 

 

 

ひと足先に夏の土用、うなぎを食す

 

今年の夏は暑いと予報通り、昨日から真夏日になっている。夏はうなぎで精をつけよ、と江戸時代の平賀源内が提唱して以来、現代まで引き継がれ夏の土用にはうなぎが定番だ。

 

昔はたくさんうなぎがとれたが、今はほとんど養殖でお値段も高い!なので、ウチではエイッと思い切らないと行けない。そこで、エイッと思い切って浦和の浜名というお店に行ってきた。

 

すごく久しぶりに本格的なうなぎをいただき、その美味しさを堪能した。いや~、精がついた。この猛暑をなんとか乗り切れるだろうと思えるうなぎだった。

 

うなぎよ、ありがとう!ごちそうさまでした。

野菜作り日記「トマトが無残な姿に」

ウチのトマトがこんな無残な姿になってしまった。トホホ

 

トマトを甘く濃い味に育てるには水をかなり控える、とトマト農家さんがよくおっしゃっている。確かに、トマトの中味はほとんど水分だから余分に水をあげてしまうと皮に亀裂が入るだろうな、と推測できる。このトマトは、玉が大きくなっている時に梅雨だったので雨水を存分に吸い、このような姿になってしまったのだろう。

 

そこで私は気付いた。トマト農家さんが年中、ハウス栽培なのは温度調節の他に雨除けもあるのだろうと。だから、トマトは夏でもそんなに安くならないことに納得した。

トマトを露地栽培で雨除けするには、ビニールでトマトの上半分に屋根をかけるのが良い、とはこういうことだったんだね。野菜作り、勉強になります。

 

野菜作り日記「枝豆の苗を植える」

私が野菜作りをする時にダンナに何植えたい?と聞いたらジャガイモと枝豆を植えたい、と言うので両方を植えることにした。ジャガイモはすでに収穫(ちょっとだけ)し終えているので、次は枝豆だ。

 

グルッぺから譲ってもらったかんのこ大豆という遅まきの種類だったので、7月3日にまずはポットに大豆を植える。農園の土に直播でもいいのだけれど、植えているところを鳥に見られていると人がいなくなってから豆を掘り出して食べるらしい。鳥は目がいいから良く見ているんだね。なので、直播の時は不織布をかけておくと鳥から豆を守ることができる。私は、どっちにするか考え・・芽が出たところも間近で見たいのでポット植えをして庭におくことにした。

つるなしインゲンもそうだけど豆類の芽が出るパワーはすごいな、と感心する。ニョキッと芽になる豆が出てきてグングン伸びる。半日でも眺めていられたら芽から伸びていく茎も確認できるんじゃないかと思うくらいの速度?だ。大豆をポットごとに3粒蒔き、芽が出て少し伸びたら1本を間引いて2本立てにする。この間引く時の切なさと言ったら・・私は、3本を見比べてどれを抜こうかしばらく迷い、やはり一番短いものや弱そうなものを選んで静かに抜く。それは、捨てられないので洗って茹でて食べてみたらすごく甘くてやわらかくて驚いた。これなら鳥も食べたいよね、と納得の旨さだ。

枝豆の苗は、7日に間引いて9日に農園に移植した。これからは、カメムシがつかないように気を付けて見ていかなくちゃ。ご近所さんに聞くとカメムシにやられると葉っぱを全部食べられてしまっておしまいなのだそう。それだけは避けたいのでカメムシ防除も合わせて農園への日参は欠かせないね。今は、蚊もたくさん飛んでいるので要注意だ。私は、蚊の活動が盛んになる夕方にはいかないようにしている。でもね、野菜作りは楽しいよ。

7月のプチ薬膳料理教室は中止に

7月11日(日)に開催予定だったプチ薬膳料理教室は、残念ながら中止となりました。

コロナの感染拡大は収まる気配がなく、皆さんも気がかりだと思います。でも、心配ばかりしていると気分も落ち込み、それに伴って身体の免疫力が低下するといいことありませんね。そこで、私はこう思います。あまり心配はし過ぎず、今を感謝して日々を大事に生きること、と。さらに、ご飯を美味しくいただくこと、です。そう、ごく当たり前のことですね。

 

次回のプチ薬膳料理教室ですが、8月はお休みして9月を予定しております。但し、コロナの感染拡大状況も様子を見て開催するかどうか、改めてお知らせいたします。皆様、どうぞお健やかにお過ごしくださいませ。

「オカワカメのお浸し」いちにち一品

オカワカメってご存知?厚手の葉で触るとゴムのような感じ。先週、私はオカワカメを月田商店さんから購入し、店主のおすすめ通りに1分茹でて青臭さを取り、刻んで醤油とおかかで和えてみた。食べてみるとぬめりがあってイケる!私はさらに茹でて刻んだオクラと合わせてねばねばにしていただいた。美味しい発見だ。

他の料理は、茹でてから豚肉などと炒めたり、天ぷら、味噌汁にも良い、と生産者さんからの情報を教えてもらう。そこで、私は天ぷらもしてみたが、イマイチだった。天ぷらを家で揚げるのは難しい、と私は常々思っている。

 

オカワカメは、茹でるとまるでワカメのようでオカワカメの名に納得する。和名は「アカザカズラ」でツルムラサキ科、さらに別名「雲南百薬」と言ってビタミン・ミネラルが豊富に含まれているので生活習慣病や免疫力アップにとっても良い。まさに、コロナ禍の今、必要な野菜と思われる。

野菜作り日記「キュウリとヤングコーン収穫」

農園の夏野菜はひと雨ごとに大きく生長していて、私は毎日何かしらの野菜を収穫し、食卓にのせている。

 

キュウリは、四葉キュウリとフシナリキュウリの2種類を植えた。最初に四葉キュウリを植え、ヒョロヒョロしていたので大丈夫かな?と気がかりだったけれど、今は大きな葉を存分に広げてすごく元気だ。この四葉キュウリ味が濃くて旨い!昔は主流だったらしいが、輸送の途中でイボイボがとれて傷みやすいのが難点だったので、今ではイボが少なく強いフシナリが主流のようだ。

四葉キュウリを収穫したが、そのイボイボがすごくて直には触れないくらいだ。料理する時に板ずりをするのだが、とても素手ではできず厚手のビニール手袋をしてゴリゴリと板ずりして輪切りにしておしまい、あとは塩か味噌をつけていただいた。こんなに新鮮だからまずは何もせずそのままの味を堪能したかった・・やっぱり美味しかった。四葉キュウリを栽培して良かった。もちろん、フシナリキュウリも美味しいよ。

 

それから、トウモロコシはひと株につき1本だけ残すので他のはかき取ってしまう。でも、これがいわゆるヤングコーンというもので、私はフライにして食べてみた。ひと口噛むと、甘い!トウモロコシの味がする。こんなあたりまえのことで感激できるのは、実際に種から野菜を育てて体感したからだね。野菜作りを始めて本当に良かった、と私はつくづく思う。

ホーム写真「緑豆白玉しるこ」

 

梅雨の薬膳のデザートは、緑豆で作ったおしるこです。そう言ってもトロリとしたおしるこ感はないですが、豆のシャクシャクした食感が面白いです。それに、白玉団子のモチモチ感が合います、美味しいですよ。

 

料理ポイント

緑豆の皮までやわらかくする時はひと晩浸水させてください。このレシピは浸水をしないので皮は歯ごたえがあります。

 

薬膳ポイント

緑豆は身体の熱をすごく冷やし、利水効果が高いためむくみを取ります。それに、暑気あたり、口渇、解毒してくれます。白玉粉の餅米は温性なので緑豆に合わせて冷え過ぎないようにしました。

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野菜作り日記「サニーレタスとう立ちする」

 

 

サニーレタスがどこまで伸びるのか、農園でなく植木鉢にひと株だけ育ててみた。

 

収穫できるようになったら外側から葉を1枚ずつはぎ取っていたけれど、しばらくそのままにしていたら中心がどんどん伸びてこのような状態になった。

 

そう、これはサニーレタスです。

 

さらに、アブラムシもいっぱいついてアリもやってきて大賑わいだ。

 

サニーレタスがとう立ちするとどうなるのかよくわかったので、この観察は終了し、収穫しておしまい。

野菜がとう立ちすると硬くなることが多いが、サニーレタスはバリバリでもなくちょっと歯ごたえのある葉っぱって感じで、私は美味しくいただいた。

 

サニーレタスよ、いろいろ教えてくれてありがとう!

ホーム写真「豚の梅肉巻き」

薬膳メイン料理には、梅雨なのでさっぱりと口当たりが良く、殺菌効果のある梅干しを使いました。梅は、自家製で漬けておくと塩加減も好みに調整でき、食べる分量を漬けられるので漬けておくことをおすすめします。

 

料理ポイント

人参は生のまま巻いて歯ごたえを楽しみますが、軟らかくする場合は先に蒸し煮などしてから巻いてください。

 

薬膳ポイント

梅は、口の渇きを癒し腹痛や下痢を止め、疲労回復に効果的です。豚肉は、気と腎の働きを補い虚弱体質に効果的。人参は血を補い、キュウリは利水効果があるため、これらを合わせると梅雨の時期の薬膳に適しています。

 

 

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ホーム写真「ワカメと生姜のスープ」

 

今回の梅雨の薬膳は、黒豆入り炊き込みご飯にメインは豚肉を使ったので、スープはあっさりとした飲みやすいものにしました。生姜がピリリと効いて爽やかな味です。

 

料理ポイント

生姜は、皮の部分にショウガオールなどの有効成分が含まれるため皮ごと使うことをおすすめします。

 

薬膳ポイント

ワカメは、身体の余分な熱を冷まして利水してくれるため、梅雨の」蒸し暑い時には効果的です。また、生姜を合わせることで冷えすぎないようにもしました。

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