ウチの冷蔵庫に大量の白菜があるのでクタクタに煮て牛乳で仕上げてみた。ダシは乾燥の貝柱を戻し、エビやイカも少し入れ白菜たくさんとシメジ。やわらかい甘さのスープとトロトロ白菜をたっぷり食べられる。身体も温まってホッとする一品、よかったら作ってみてね。
薬膳の効能をみると
白菜・・胃大腸膀胱の働きを助け、胃痛、発熱、口渇、便秘などに良く、平性なので身体を冷やしも温めもしない、平常に使える。
貝柱・・肝腎脾胃の働きを助け、めまい、老化、口渇、不眠、消化不良によく平性。
牛乳・・心肺の働きを助け、気を補い疲労、口渇、皮膚の乾燥、便秘などによい。身体を少々冷やすので寒い時は温めて使うとよい。
このクリーム煮は便通を良くしてお腹の調子を整え、元気にしてくれる効果がありますよ。
このスープは、カツオと昆布ダシにふわふわの卵、三つ葉の香りと春らしい一品です。出し汁さえあれば、すぐにできるのでお試しください。
薬膳の効能
・三つ葉・・肝肺脾胃の働きを助け、イライラ、痰、皮膚のかゆみによい。疏肝や解毒するので春に摂りたい食材。
・鶏卵・・肺脾胃心肝腎の働きを助け、不眠、精神不安などによい。
疏肝とは、肝の気血の流れをスムーズにすることで、イラつきや鬱症状を鎮めてくれる。そこで、三つ葉はたくさん摂るとよい。鶏卵は、全ての臓を助ける優れもの。
これらを合わせ、さらにカツオダシで気血を補っているため春に最適のスープです。
今日のお雑煮は精進雑煮
昆布と干し椎茸でダシを引き、酒・みりん・醤油・塩でおつゆを作り、玄米餅、蓮根、春菊、人参の具に柚子皮をあしらって仕上げた。
私は、精進雑煮をいただくとスッと背筋が伸び、丹田がしっかりして気力が満ちてくる。お正月休みも今日まで、明日からは日常が始まるから心身共に整えるにも精進雑煮は私にとって最適だ。
今回は、グルッペで売っている加藤農園さんの活性発芽玄米餅にしたが、まぁ、美味しいこと!普段は玄米ものを嫌がるダンナも美味しいと言っていて、これにして良かった。
私のウチでは2種類のお雑煮を作る。
まずは、ダンナの方の博多風雑煮を2日ほど堪能してから私が食べたい精進雑煮を作っている。
写真は博多風雑煮で、昆布とカツオ節でダシを引き、ブリ(必ず入れる)かまぼこ、伊達巻、蓮根、ゴボウ、人参、生椎茸、餅、三つ葉、柚子皮の食材を使って具沢山のお雑煮だ。ブリが入るとコクが出るし、翌日になるとさらに旨みが増してすごく美味しくなる。
今日のお昼には二日目のお雑煮を食べたのでコクと旨みがマックスで美味しい!
さて、明日の精進雑煮も楽しみだ。
キノコを4種類(ナメコ・シメジ・エノキ茸・エリンギ)使い、貝柱のダシで作ったスープです。ナメコも入れたのでとろみがあり、貝柱のダシが旨みの秘訣です。
それぞれの薬膳効果について、ナメコは補腎し、気を益してくれるため疲労や無気力、息切れ、便秘によい。シメジは気を益し、補血、通便するため疲労や便秘によい。エノキ茸は便秘や肥満によい。エリンギは肺と腎の働きを助ける補陰効果が高く、空咳、声がれ、足腰のだるさによい。
また、貝柱は補腎・補陰するため特に冬の食材に良く、めまいや老化、口渇、不眠、消化不良によい。
冬のスープに最適ですよ。レシピはクリックしてご覧ください。
育ち過ぎたキュウリはサラダでたべるのもいいけれど、煮たり炒めたりと火を入れると瓜みたい。キュウリの皮をむいてしまうと味も食感もまるで瓜です。
そこで、ビッグキュウリをワカメと合わせて中華風スープにしました。鶏ガラスープに皮を半分むいたキュウリとワカメを入れて煮たら酒・塩・醤油で味付けし、最後にネギとごま油を少々加えて完成。分量は大まかで大丈夫、お好きに作ってみてね。
キュウリを薬膳的にみると、身体の余分な熱を取ってむくみを解消しますが、性質は寒なので食べ過ぎにご注意を。ワカメもキュウリと同じように熱とむくみ取りに良く、性質は涼です。両方とも身体を冷ます性質なので、蒸し暑い梅雨や夏にも良い食材です。あたたいスープだとおなかの負担にならないのでおすすめです。
暑いのにすいとん?
と思うかもしれませんが、お腹はあまり冷やさない方がいいですよ。
すいとんの具は、玉ネギ・シメジ・人参・小ネギなどでさっと煮て、米粉のすいとんをスプーンで落とし、味付けは白たまり(白だしでも)で10分ほどでできます。
これは、グルッペ荻窪のやおやの料理教室6月に作ったすいとんのアレンジです。料理教室の際にすいとん生地の水分量が定まらず、ご参加いただいた皆さまには大変申し訳ありませんでした。クリックしてレシピをご覧くださいませ。
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