カラダと対話

 私は夏に弱い、さらに湿気にもめっぽう弱い。だから、梅雨と夏の終わりの台風が多い頃はヘロヘロになりがちだ。そんな時に油断していると夏カゼをひき、鼻水とくしゃみで瞼も腫れて大変なことになってしまう。

 

 その夏カゼの兆候がつい2~3日前から現れていたが、今後、仕事も控えているので絶対にカゼに突入できない。だから、ごく初期の段階から症状に必要な漢方薬と昨日ブログにアップした五味子茶を飲み、カゼがカラダの中に入り込んでくるのを防いでいた。

 夜も漢方薬を飲んで寝たが、朝起きたら喉が痛い!これは本格的にカゼをひいた状態になる。そう思ったので、私は咽の奥にビワの葉エキスを数的たらし、さらに漢方薬を飲み朝ごはんは食べずに活動開始した。思ったより動けたし、動いているうちにカラダの調子も良くなってきて喉の痛みもなくなった。

 カゼをひくとしっかりごはんを食べて、と言うが(もちろんその方が良い場合もあるが)胃腸の働きを休ませてカゼを退治する方にカラダの機能を働かせる方が良い場合もある。今回の私のカラダは後者だったようで、一食抜いたのが功を奏したと思う。

 

 カラダに聴いて判断し、カラダと問答し、どうするか決める。頭の知識をすり合わせて考えるのはカラダに聴いてからにする。常にカラダと対話するスタンスで判断すると間違いがなくなって楽になる。

 それにはどうすればよいか?自分を自然界とつなげることで、自分が天と地とつながっているとイメージしてみること。実は、自然界と人はつながっているものだけれど、人が無意識のうちに断ち切っていることもある。そうなると判断力が劣ってしまうためあまり楽になれないかもしれない。だから、天地とつながっているとイメージし、意識化することがとっても大事なの。

 

 これらのこと、よくわからないかもしれません。私は以前、全くわかりませんでした。でも、食べ物と食べ方を変え、自分自身と向き合いカラダの声を聴けるようになったらさまざまなことが解りカラダが楽になりました。この手助けをしてくれるひとつに薬膳があり、その根幹を成す東洋思想を感じとるようになれたらしめたものです。

 

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*私が今回使った漢方薬は、皆さまにお伝えすることはできません。なぜなら、私は薬剤師ではないし人それぞれのその時の症状に合わせて漢方薬を処方する必要があるからです。ご了承下さいませ。