重陽の節句「菊酒と祝い膳」

 もう過ぎてしまいましたが、9月9日は五節句のひとつ重陽の節句でした。当ホームページのホーム写真に一日だけアップしましたが、内容などと共にこちらでもご覧ください。


 重陽の節句は、縁起の良いとされる奇数が重なった日をお祝いすると共に、逆に転じやすいとして祓の意味も含まれています。

 菊の花をお酒に浮かべて祝い酒にし、不老長寿を願います。しかし、この時期はまだ食用菊が出回らないので、私は薬茶に使う菊花を焼酎に浸けて菊酒を作りました。浸けてから3日もするとほんのり黄色くなり、約2週間後から美味しく飲めます。菊の香りと味わいが秋を感じさせ、風流ですよ。焼酎は、味の濃くないものの方が菊の風味を楽しめます。私は、玄米焼酎を使いましたがホワイトリカーでもいいかも。

 


 こちらは祝い膳です。

旬の野菜を使い、栗ご飯、舞茸のお吸い物、揚げなす(生姜おろしとスダチ添え)、里芋の煮物(スダチの皮のすりおろしがけ)、長芋と大根おろしの酢の物(カイワレ添え)、茹で栗。


 重陽の節句は別名菊の節句とも言われるので、活ける花は菊のみとのことです。